永遠にアオ

オブラートに包まない言葉たちです。

心のホーム

世の中に必要なリアクションは【好き】か【無視】だけであって、【嫌い】ならば放っておけばいい。

特にメディアやSNSではしつこく個人を追及したり悪口を言ったり……、



他人を掘り下げるくらいなら自分を掘り下げろ!!と思います。




悪口を言う方が常に【脇役】であり、言われるのは【主役】というのがリアル。






僕のことも、多少は知った上で読んでいただきたい。
と始めた回想ですが、思いのほか長くなってしまいました。








前回はなんとか仙台で派遣社員として建て直しを図った所でしたね。


はじめての職場はホテルの調理補助でした。
補助、といっても調理済みのものをホイホイと器に盛り付ける作業です。






最初に仕事を教えてくれた方はどうやらアルコール中毒らしく「クサっ!!全身クサっ!!」と酒の臭いに心が乱れ、その日はほとんど覚えられませんでした。






翌日になるともうひとりの補助スタッフが出勤してきました。
その方はフィリピンから働きに来ている女性で、若い頃から在日していたので日本語はペラペラでした(前述の酒臭い人よりも)

シンガーとしても活動しており、仕事中に口ずさむ歌だけで虜になってしまうほどの実力です。





どうやらお子さんもいるらしく、ユーチューブに出ているという事でその子の名前を書いたふせんを渡されました。


確かに調べてみると、オーディション形式の番組に出ていました。

動画に興味の無かった僕は、まさかその子が数年後に自分の運命を変えるとは知らず、何も観ないでケータイを閉じます(笑)








フィリピン人の女性と一緒に過ごしていくうちに、やがて彼女のことを母親のように慕うようになります。

ひとり知らぬ町へきて心細かったので、その人がいるだけであったかい、ホームにいる気持ちでした。






仙台にきて一ヶ月が過ぎ、何もかも上手くいっていた時。

当時の彼女からメッセージがきます。

僕の誤算で、同じ仙台に住んだはいいものの実際は互いの距離が遠く、ラインでやりとりをするだけでした。



「ちょっと相談があるんだけど」